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慢性閉塞性肺疾患(COPD)の症状:肺の換気障害から息苦しい(呼吸困難)

-咳痰の病気(慢性閉塞性肺疾患COPD)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の症状:肺の換気障害から息苦しい(呼吸困難)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)を疑うべき「息切れ」症状

  • タバコ(喫煙)をよく吸い、それが原因で咳(セキ)や痰(タン)が多いと自覚がある
  • 同僚(同じくらいの年代)などと同じ歩いているとつらくなってくる
  • 休んでいるときは問題ないが、歩き始めると呼吸がつらい
  • 会談や坂道を歩くと途端につらくなる

 慢性閉塞性肺疾患(COPD)が起こる背景には、さまざまな要因が影響することが考えられています。
 「喫煙(タバコ)」は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を招く最大の要因であると考えられていますが、タバコ(喫煙)を吸っている人の全員が慢性閉塞性肺疾患(COPD)になると言うわけではありません。高度喫煙者(1日あたりタバコ20本以上)の15〜20%程度が慢性閉塞性肺疾患(COPD)を発症すると言われています。タバコ(喫煙)に対する感受性に個人差があるということでしょう。しかしながら、感受性の強い人でも、45歳までに禁煙すれば、慢性閉塞性肺疾患(COPD)にならずに済むと考えられています。

 

 喫煙(タバコ)以外では、職業的に粉塵(フンジン)や有毒なガスなどを吸入し続けたことが原因となる場合も挙げられるでしょう。気道の過敏性などの体質的な要因、大気汚染、ウイルス感染などの関与も疑われています。遺伝的な要因の上に、外部からの刺激が加わって発症するといえるでしょう。
 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者さんは、普段から細い管を通じて呼吸をしているような状態であり、身体を動かすと息苦しさを感じます(呼吸困難)。肺の機能は、誰でも加齢とともに少しずつ低下していきますが、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者さんは、それが急速に進むと考えてください。健常者は、「1秒量(1秒間に最大に吐き出せる息の量)」が年間に30ミリリットルずつ減少していくと言われていますが、喫煙者では、その減少量が50ミリリットル、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を患っていると減少量は80ミリリットルにもなります。そして、進行するのを放置しておけば、呼吸不全に至る高度の障害を引き起こしてくるのです。

 

≫次の記事「慢性閉塞性肺疾患(COPD)の問診:主な症状(息切れ、咳、痰)や喫煙(タバコ)歴の確認」へ

 


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