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慢性閉塞性肺疾患(COPD)の薬物療法:薬物で苦痛を和らげる

-咳痰の病気(慢性閉塞性肺疾患COPD)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の薬物療法:薬物で苦痛を和らげる

 まず、現時点では、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を根本的に治癒(チユ)できる薬剤は存在しません。しかしながら、苦しい症状を軽減することはできます。また、病気の進展を防いだり、急性増悪(急に病状が著しく悪くなること)を早く治めるために薬剤をいることもあります。慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療に用いられる主な薬剤は、次のようなものです。以下、「気管支拡張薬」「去痰(タン)薬」「ステロイド薬」「抗生物質」の順に説明していきます。これらの他に、浮腫み(ムクミ)があれば「利尿薬」を用いて、体内の余分な水分を尿として排泄(ハイセツ)することで、心臓の負担を軽減させます。また、心臓の機能低下が認められれば、「強心薬」を使ったりします。

気管支拡張薬

 気管支拡張薬は、気管支を広げることで、呼吸を楽にする薬剤で、「抗コリン薬」「β2刺激薬」「テオフィリン製剤」の3種類があります。肺気腫(ハイキシュ)の患者さんに最もよく用いられているのが、抗コリン薬で、吸入で用います。副作用も少なく、毎日使っても効き目が落ちません。β2刺激薬は、即効性があり、吸入でも内服でも用います。気管支ぜんそくによく使われる薬剤ですが、慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、効き目は人によって差があり、使い方によっては手が震えたり、動悸(ドウキ)を誘発する副作用が出ることもあります。

 

去痰薬

 去痰薬は、痰(タン)の切れをよくして、出しやすくします。

ステロイド薬

 ステロイド薬を用いることによって、気管支粘膜の腫れがある人では、炎症を抑えることで、内腔が広がり、呼吸が楽になることがあります。通常は吸入薬を用いますが、内服薬を用いる場合もあります。しかしながら、肺気腫(ハイキシュ)の患者さんでは、効き目は人によって異なる点は注意が必要でしょう。

抗生物質

 抗生物質は、細菌感染による急性増悪(急に病状が著しく悪くなること)の治療に用います。

 

≫元の記事「慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療:まずは禁煙、次に薬物療法や呼吸リハビリ、在宅酸素療法など」へ

 


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