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肺炎:病原微生物に細菌感染し肺胞腔内に炎症が生じる病気

- 咳痰の病気(肺炎[定型肺炎])

肺炎 - 咳・痰の病気(肺炎) - 咳痰.COM

肺炎の原因:細菌などに感染し、肺胞に炎症が起こる

 鼻や口から吸いこんだ空気は、咽頭(イントウ)や喉頭(コウトウ)、気管、気管支を経て、肺胞(ハイホウ)という空気を含んだ組織に入ります。鼻や口から肺までの、空気の通り道である気道を通って入ってきた細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して、炎症が起こった状態を「肺炎(ハイエン)」と呼んでいます。
 肺炎(ハイエン)にかかりますと、いわゆる風邪(カゼ)とよく似た症状が現れます。風邪(カゼ)も気道に病原微生物が細菌感染して起きる病気ですが、風邪(カゼ)の場合には、鼻腔(ビクウ)から喉頭(コウトウ)までの上気道に炎症が起こります。しかしながら、その一方で、気管や気管支などの下気道に炎症が及んだものを「気管支炎(キカンシエン)」や「気管炎(キカンエン)」、さらにその先の肺胞(ハイホウ)にまで炎症が広がった場合を「肺炎(ハイエン)」と呼んでいます。

肺炎の分類:市中肺炎と院内肺炎

 肺炎には、大きく分けて二つの種類に分類することができます。一つ目は、通常の日常生活で感染して発症する肺炎(ハイエン)を「市中肺炎(シチュウハイエン)」と言い、後述するようなさまざまな病原微生物によって起こります。しかしながら、その一方で、主に体力の弱った患者さんが、医療機関でほかの病気の治療中などに感染するものを「院内肺炎(インナイハイエン)」と言います。このサイトでは、健康な人でも患う可能性がある市中肺炎に関して中心に説明していきましょう。

肺炎の原因細菌の種類



細菌の型
グラム染色への反応

陽性
(紫色に染まる)
陰性
(オレンジ色)
反応(染色)
なし


球菌
肺炎球菌
ブドウ球菌
連鎖球菌
緑膿菌
(チフス菌、赤痢菌)
マイコプラズマ
クラミジア
レジオネラ


桿菌
嫌気性菌
(ジフテリア菌)
ブランハメラ
カタラーリス
(淋病、髄膜炎菌)

 病原微生物は、上記の表のように、大きく5つに分類されます。これらの中で、グラム染色に反応するのは細菌で、その細菌感染が原因で起こる肺炎を「定型肺炎」、反応しない肺炎を「非定型肺炎」と言います。なお、( )のなかの細菌は、通常は、肺炎の原因菌とはならないものです。

 

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