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肺塞栓症:検査と診断

- 咳・痰の生じる病気

 

肺塞栓症の検査と診断

確定診断には肺動脈を診る血管造影検査が必要

 肺塞栓症(ハイソクセンショウ)の診断には、症状だけでなく、発症時の状況を知ることが大いに役に立ちます。
 肺塞栓症が疑われる場合には、動脈の血液中に含まれる酸素量を調べる「動脈血ガス分析検査」や、心臓の大きさや形状を調べる「心エコー(心臓の超音波検査)」などが行われます。肺塞栓症では、血液中の酸素量が低下し、右側の心臓(右心室)に拡大が認められます。

 肺塞栓症の確定診断には、「肺動脈造影検査」が行われます。これは、肺動脈にカテーテルを挿入し、そこから造影剤を注入して、肺動脈のどの部分が詰まっているのかを調べる検査です。

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肺塞栓症と治療と対策

 身体には、もともと血栓溶解作用が備わっているので、ほうっておいても血栓(ケッセン)は自然に溶けます。そこで治療では、血液が固まるのを防ぐ抗凝固剤を投与して、新たな血栓ができるのを防ぐ「抗凝固療法」が基本になります。
 しかしながら、肺や心臓が悪い人は、早く血栓(ケッセン)を溶かす必要があるため、「血栓溶解剤」を静脈注射や点滴で投与します。また、下肢に血栓が残っている人は、カテーテルを使って、下大静脈に特殊なフィルターを入れ、血栓が肺に到達するのを阻止する治療を行います。
 ショック状態に陥り、一刻も早く血栓を取り除く必要があるのであれば、頚部の静脈からカテーテルを挿入して詰まっている血栓を吸引するか、外科手術で血栓を除去します。治療後は再発予防のために、肥満の解消に努め、適度な運動を心がけてください。また、風邪などで寝込んだときには、脱水(体内の水分が少なくなると、血液の粘度が増し、血栓ができやすくなる)を起こさないように水分を十分に補給しましょう。

 

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