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過敏性肺炎(間質性肺炎[肺線維症]):カビや細菌などを吸い込みアレルギー反応で起こる肺炎

-咳痰の病気(間質性肺炎/肺線維症)

過敏性肺炎(間質性肺炎[肺線維症]):カビや細菌などを吸い込みアレルギー反応で起こる肺炎

 カビや細菌、たんぱく質などの有機物質に対してアレルギー反応が起こり、間質(カンシツ)に炎症が引き起こされる肺炎を、総称して「過敏性肺炎(カビンセイハイエン)」と言います。
過敏性肺炎には、アレルギーの原因や、病気を引き起こす生活環境などによって、さまざまな病名がついています。たとえば、住宅内のカビなどで起こる「夏型過敏性肺炎」、枯れ草に生えたカビを原因とする「農夫肺(ノウフハイ)」、「鳥飼病(トリカイビョウ)」、空調や加湿器などに増殖しているカビや細菌によって起こる「換気装置肺炎」などです。ここでは、過敏性肺炎の中でも最も多い、夏型過敏性肺炎について説明していきましょう。

夏型過敏性肺炎の特徴

 「夏型過敏性肺炎」は、浴室や台所などに繁殖した「トリコスポロン」というカビの一種を、日常的に吸い込むことで起こります。カビが繁殖しやすい高温多湿の夏に発症しやすいので、この名称で呼ばれています。どのような人でも患ってしまう可能性がありますが、家屋内にいることの多い、専業主婦に最も多く見られます。

夏型過敏性肺炎の症状

 「夏型過敏性肺炎」の多くは、「発熱」、「咳(セキ)」、「痰(タン)」などの比較的軽い症状から始まります。風邪(カゼ)の症状と似ているため、夏風邪だと思っているうちに、次第に症状が重くなり、息切れ(呼吸困難)も感じるようになります。場合によっては、アレルギーの原因物質を吸い込んで6時間程度たってから、高熱や息切れ(呼吸困難)などの重い症状が、急激に現れることもあります。

 

夏型過敏性肺炎の検査

 エックス線撮影で肺の状態を見たり、血液検査で炎症の有無を調べたりしますが、診断で重要なのは、トリコスポロンに反応する抗体の有無です。血液中に、この抗体があるかどうかをチェックします。

 

夏型過敏性肺炎の治療

 「夏型過敏性肺炎」と判明したら、入院治療を行ないます。入院をする理由は、カビの一種のトリコスポロンを含んだ空気を避けるためです。入院して、原因物質から遠ざかれば、数日から10日間ほどで、病状は改善されます。しかしながら、病状が重い場合には、ステロイド薬を服用して治療を行ないます。

夏型過敏性肺炎の日常生活の注意点

 病気が治癒(チユ)しても、以前と同じ環境に戻れば、また発病する可能性が高いため、生活環境を改善する必要があります。トリコスポロンは、台所や浴室をはじめとして、マット、畳(タタミ)、寝具などに繁殖します。そこで、畳替えを含む、大掃除や消毒を行なったり、日当たりや通気を良くする工夫して、トリコスポロンを除去します。なお、毎年、夏になると具合が悪くなると言う人は、念のために夏型過敏性肺炎を疑い、早めに受信してください。

 

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