喫煙者(タバコ愛好家)がかかる病気
- 咳・痰の生じる病気(肺ガン)

「喫煙(タバコ)の害」というと、肺ガンのことばかりを考えがちですが、癌(ガン)に限らず、多くの肺の病気で、喫煙(タバコ)は重大な危険因子であり、病状の悪化要因であります。禁煙は、肺の病気の治療においては、欠かせない治療法でもあるのです。
喫煙(タバコ)の呼吸器への悪影響
近年、「喫煙(タバコ)の害」が次々に明らかになっています。喫煙(タバコ)が肺ガンを招きやすいことは良く知られていますが、喉頭ガン(コウトウ・ガン)や食道ガンなど、癌(ガン)の約30%は喫煙(タバコ)と関係しているのです。
呼吸器系は、特に喫煙(タバコ)の影響を受けやすく、ガン以外にも、喫煙(タバコ)とかかわりの深い病気がたくさんあります。代表的なものが「肺気腫(ハイキシュ)」や「慢性気管支炎」などの「慢性閉塞性肺疾患」です。また、煙に含まれるタバコの有害物質による刺激で、気管支が収縮したり、結膜(ケツマク)からの分泌物が増加して、「気管支ぜんそく」なども引き起こしやすくなります。
- 「気管支ぜんそく:気道狭窄による呼吸困難や激しい発作」:主な症状は喉が鳴る喘鳴(ゼンメイ)や突発的な呼吸困難の発作、咳(セキ)や痰(タン)などで、咳は、痰(痰唾)を伴ったり、痰を伴わない乾せきであったと様々です。痰(痰唾)は、透明か白っぽいもので、泡だったものが出ることも特徴ですが、多少黄色みを帯びていることもあります。
さらに喫煙(タバコ)は、全身の血管や粘膜にも悪影響を及ぼします。タバコの煙に含まれるニコチンは、血管を強く収縮されたり、血液中のコレステロールを増加させます。それによって、高血圧や動脈硬化が促進され、脳卒中や心筋梗塞(シンキンコウソク)などを招きやすくなります。また、タバコの煙に含まれる一酸化炭素は、粘膜の酸素不足を招くため、「胃・十二指腸潰瘍」、「歯周病」などにもかかりやすくなります。
喫煙(タバコ)がかかわる病気には、命をおびやかすものも少なくありません。『後悔先に立たず』にならぬよう、早めに喫煙(タバコ)と縁を切ることが良いでしょう。
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