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睡眠時無呼吸症候群の症状と経過:大きないびきと日中の強烈な眠気

- 咳痰の病気(睡眠時無呼吸症候群)

睡眠時無呼吸症候群:睡眠中に呼吸が止まり、安眠を妨げ日常生活に支障を及ぼす

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睡眠時無呼吸症候群の症状と経過

 睡眠時無呼吸症候群の主な症状としては、いくつかあります。まず特徴的な症状としては、習慣性の大きないびき、頻繁に寝返りをうつなどの睡眠中の異常に大きい動作、浅い睡眠からくる昼間の強い眠気や居眠りなどが挙げられるでしょう。睡眠時間は長くとっているはずなのに、熟睡感がなかったり、起床時に頭痛を訴えることなども主な症状としては指摘することができるでしょう。これらの症状は、無呼吸が反復するためにたびたび目が覚めてしまい、熟睡することができない結果として生じます。無呼吸直後に目が覚め、呼吸が再開するときに強烈ないびきが認められます。当の本人の患者さんは、睡眠中の異常に気付いていないことが多いのですが、家族から酷いいびきや睡眠中に止まっている呼吸などを指摘されて受診する患者さんが多いですね。激しい眠気のために、会議中に居眠りをしてしまうとか、何度も交通事故を起こしてしまい受診してくる患者さんもおります。

 さらに、こうした睡眠不足が原因で、知的な能力、作業能力が低下していたり、性格異常や夜尿症なども現れたりします。米国の研究報告では、スリーマイル島の原発事故、アラスカ沖のタンカー座礁事故、スペースシャトル発射直後の爆発事故、あるいは高速道路での大型トレーラーの事故などを背景に、この病気の患者さんがかかわっていたことが指摘されております。
 無呼吸の症状に伴って、動脈血中の酸素が不足するとともに、二酸化炭素が溜まって血液が酸性に傾くことから、さまざまな合併症が引き起こされます。肥満者が多いということもありますが、「高尿酸血症(コウニョウサンケツショウ)」、「高脂血症(コウシケツショウ)」、「肝障害(カンショウガイ)」などの合併が高い確率で見られます。

 また、睡眠時無呼吸症候群の病状で重要なことは、循環器系への影響です。4〜5割程度の睡眠時無呼吸症候群に、高脂血症が合併することが研究報告として出されております。24時間の血圧の変動をモニターすると、通常であれば昼間よりも低下する夜間の血圧が上昇している患者さんが多く認められます。通常の場合は、血圧といっている体循環系の血圧だけでなく、夜間睡眠中に連続して肺の循環系(右心室を出て肺を通り左心房に至る循環系)の圧力を測定すると、上昇している症例(肺高血圧)が多く認められます。
 睡眠時無呼吸症候群の患者さんの長期間にわたる経過に関しては、海外においては無呼吸指数(睡眠1時間ごとに認められる無呼吸の回数)が20以上の患者さんの場合は、年を追うごとに生存率が明らかに低くなることが研究報告として提出されております。こうしたことを考慮すれば、適切な診断と治療が必要となります。

 

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