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内視鏡検査A気管支鏡検査

- 呼吸器の検査・診断

呼吸器科医師

気管支鏡検査

 気管支鏡検査は、気管や気管支を観察するための内視鏡を、口や鼻から挿入します。柔軟に曲がるので、肺の中の枝分かれした気管支にも入れることができます。ただし、内視鏡の太さは、5〜6ミリメートルなので、それよりも細い気管支には入れられません。
 気管支鏡検査の前に、気道の分泌物を少なくする薬剤と鎮静薬を注射し、喉(ノド)の麻酔(マスイ)を行います。内視鏡を入れても呼吸は妨げられませんが、反射的に咳(セキ)が出ることがあります。それを防ぐため、気管支に麻酔薬を噴霧しながら挿入していきます。検査時間(気管支鏡を入れている時間)は、気管支鏡検査の検査内容によっても異なりますが、だいたい10分程度です。
 気管支鏡検査では、気管や気管支の閉塞状況、粘膜の状態、腫瘤(シュリュウ)の大きさや形状などを観察することができます。また、観察するだけでなく、必要に応じて、次のような検査を行うこともあります。

気管支鏡検査

 

  • 経気管支肺生検

 気管支鏡の先端から特殊な器具を出し、病変部の組織を採取してくる検査です。採取した組織を顕微鏡で調べます。経気管支肺生検は、エックス線撮影検査などで異常な影が見つかった場合に、その「異常な影」がガン腫瘍であるかを確認するために行われる検査です。

  • 気管支肺胞洗浄

 気管支鏡の先端の管から気管支の奥に生理食塩水を約200ミリリットル注入し、これを吸引して回収する検査です。
気管支と肺胞(ハイホウ)の内部を洗浄した液体には、いろいろな細胞が入っているため、これを調べることで、喀痰検査(カクタン・ケンサ)と同様に、診断に役立つ情報が得られます。
病変部が枝分かれした細い気管支にあり、経気管支生検では組織が取れない場合でも、この検査なら行うことができます。

 

気管支鏡検査を受けるときの注意事項

 気管支鏡検査では、喉(ノド)に麻酔をかけます。そのため、誤嚥(飲食物が誤って気道に入ること)が起こりやすくなります。誤嚥(ゴエン)を避けるために、検査後しばらくは食事をとることができません。また、鎮静薬を用いるため、検査後1〜2時間ほどは安静が必要です。

 

◆「呼吸器の検査・診断」の記事一覧◆


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