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呼吸リハビリテーションの活用法:呼吸を楽にし、呼吸機能を最大限に活用

- 呼吸器の家庭医療・生活療法

咳(セキ)と痰(痰唾)

呼吸リハビリテーションの活用法


呼吸リハビリテーションの仕組み:呼吸障害の患者さんの肺機能を最大限生かして正常に近づける

 肺機能に障害を及ぼす疾患である「肺気腫(ハイキシュ)」「慢性気管支炎」「気管支拡張症」「気管支ぜんそく」「肺結核後遺症」など、慢性の呼吸器の疾患においては、呼吸機能が低下してしまい、日常生活に支障をきたすことがあります。これらの病気の患者さんを対象として、病気自体を完治することはできなくても、呼吸を可能な限り楽にして、QOL(Quality of Life:生活の質)を向上させるための治療法が「呼吸リハビリテーション」と呼ばれるものです。

 この「呼吸リハビリテーション」の主な目的としては、肺障害で一部失われた肺機能を最大限に生かして、よりよい生活・人生を送るのか、という点にあります。そのために、「呼吸リハビリテーション」の内容は、呼吸を楽にする訓練や方法をはじめとして、精神面での問題や呼吸に関する栄養面の問題、呼吸障害を生み出している病気や患者さん自身の病状や服用している薬剤に関する理解、日常生活における動作の工夫や運動療法に関する理解など、広範囲にわたり、多岐に広がっております。このページで紹介する「呼吸リハビリテーション」では、入院中から理学療法士の指導のもとで練習をして、最終的には患者さん一人ででも可能なようにします。しかしながら、退院後も通院してチェックを受けて、独りよがりにならないようにきちんと習得するように心がけてください。これ加え、呼吸を楽にして、落ち着いた気持ちにすることが目的ですので、患者さん自身にとって最も楽になる方法を選択することが重要です。「呼吸リハビリテーション」は、患者さん自身が積極的、能動的に参加されてこその治療法ですので、そうした自覚を持って行ってください。

呼吸リハビリテーションで呼吸を楽にする方法:リラクセーションと腹式呼吸(横隔膜呼吸)

 「呼吸リハビリテーション」において、呼吸を楽にする方法には、「リラクセーション」と「腹式呼吸(横隔膜呼吸)」の2つが挙げられます。以下、順番に「リラクセーション」と「腹式呼吸(横隔膜呼吸)」を説明してきましょう。

 

リラクセーション(呼吸リハビリテーション)

 「リラクセーション」とは、全身の筋肉を緩めて、呼吸をする際に機能している筋肉の緊張を解きほぐします。それによって、筋肉が必要とする酸素量が減少することで、呼吸が楽になったりスムーズになったりします。「リラクセーション」の方法にはさまざまありますが、よく実践されているのは、リラックスさせたい筋肉を2〜3秒間緊張させて、その直後に力を抜いていく方法です。ちなみに、下記に最も簡単にできる方法を書いておきます。息切れが強い時には、身体を前かがみにすると、症状が軽症化します。

「リラクセーション」の簡易的な方法

  1. まずは両肩を同時にギュッと思い切り引き上げます。
  2. そして、すぐに方の力を抜いてストンと脱力して落とします。

 このときに、椅子に座って、身体を前かがみにしますと、腹部の臓器が横隔膜(オウカクマク)を押し上げると、呼吸が楽になってスムーズになってきます。

リラクセーション(呼吸リハビリテーション)

≫次の記事「腹式呼吸・横隔膜呼吸(呼吸リハビリテーション)」へ

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◆呼吸器科の病気の基本◆
呼吸器科でよくある質問・疑問
 ・喫煙者(タバコ家)がかかる病気
 ・子どもがよくかかる呼吸器の病気
 ・子どもの症状の見方・捉え方

呼吸器の診察

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◆呼吸器の基礎知識◆
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